歪みと痛みについて

 

歪みと痛みは密接に関係していると考えます。

それは『歪みとは身体が自然に回復する状態から、かけ離れた時におきるもの。痛みはあなたに歪みを気付かせるためのサイン』だからです。

人間には産まれながらにして疲労・怪我・病気を回復しようとする力があり、これを『自然治癒力』といい、適切な休息をとることで最大限発揮します。

『歪み』とは、自然治癒力を発揮するために休息を必要としているが、何らかの理由で『あなたが休まない』場合に作られます。

身体が歪むと自然治癒力は阻害されるため、歪みが強くなると身体は『不快感・痛み』として警告を出し休息を促そうとします。

 

 

また、あなたが『仕事を休めない』等の理由から休息をせず、痛みを我慢したり、鎮痛剤や抗炎症剤等を用いて痛みを抑えていると、徐々に痛みに対し身体が慣れ感度が鈍くなり、一度の施術では取り除けない更に強い歪みへと発展していきます。

強い歪みはあるのに痛みを感じない状態が続くと、突然ぎっくり腰のような強い痛みが引き起こる場合がありますが、これは強い痛みにより強制的に休息せざるを得なくするためです。

 

そして一度強い痛みが出ると身体はそのことを記憶し、同じような状況になると、あなたに強制的に休息させるため同じ症状がおきます。

『ぎっくり腰はクセになる』といわれるのは、そのような理由からだと考えています。

 

ただし、痛みのせいで生活に支障が出る場合は、応急処置として痛み止めを飲まざるを得ない場合もあるかと思います。
その場合はすぐに施術をし、症状がクセにならないようにすることをおすすめします。

このように痛みには理由があり、それを押さえつけるようにしたり放置するのではなく、しっかりと歪みを取りのぞくことで再発防止を含めた体づくりができます。

整骨院・整体院・鍼灸院では、痛みをとることを目標とせず歪みを解消することを目標としているのはこのためです。

 

 


 

 

痛みは辛く苦しいから悪いものと考えがちですが決してそんなことはありません。

痛みが無ければ、完全に身体が回復不能な状態になるまで気づくことができなくなってしまいます。
ただ痛みはあなたに、あなたの身体が休んでほしいというメッセージです。

しかし自分の身体のことは中々自分ではわからないものです。
ですから私はそのメッセージを拾い、回復しやすくなるように問題となっている個所を解決し、再発しないように伝えていくのが役目だと思っています。

共にあなたの身体の声を聴き、再発しない身体づくりをしていきましょう。